【2024年最新】富士山の吉田ルートってどんな感じ?トイレ事情や登山道の様子を写真付きで解説!

富士登山

みなさんこんにちは、はーさんです!

初めての富士登山、どのコースが良いのか悩みますよね!
特に登山道の様子が気になる方も多いと思います。そこで実際に2024年9月3日(火)〜4日(水)の1泊2日で初めて富士山に登った経験を踏まえて、

・吉田ルートってどんなルート?
・実際の登山道の様子が知りたい!
・登山道のトイレってどんな感じ?
・吉田ルートの注意点は?

という疑問に対して、吉田ルートの登山道の様子やトイレ事情を写真付きで徹底的にご紹介します!!
富士登山への準備(山小屋予約・持ち物など)についてはこちらのページで紹介しています。
せっかくの富士登山、しっかり準備して登頂目指して頑張ってくださいね!

吉田ルートとは?

富士山には①吉田ルート②須走ルート③御殿場ルート④富士宮ルートの4つのルートがあります。その中でも「吉田ルート」は一番王道で初心者に適していると言われるルートです!登山者の半数以上がこのコースを選択し、4つのルートの中で唯一山梨県側から登る登山道となります。スタートは「富士スバルライン5合目」。私が登った時も多くの登山者が登っていて安心しました!

登山規制とマイカー規制に要注意!

そんな「吉田ルート」では2024年から登山規制とマイカー規制が始まっています。詳細はこちら↓

【登山規制】
⚠️16:00〜3:00の登山禁止(登山道入口ゲート閉鎖/弾丸登山禁止)
⚠️登山者は1日4000人まで(山小屋予約済みなら規制中も通行可能)
⚠️通行料¥2,000/人+協力金¥1,000/人を支払う(協力金は任意)

【マイカー規制】
⚠️富士スバルライン5合目まで乗用車の通行不可
⚠️「富士山パーキング」に駐車が必要(¥1,000/1台1回)
⚠️「富士山パーキング」→「富士スバルライン5合目」はシャトルバスで移動(¥2,500/往復)

富士山パーキングにはトイレもあり、シャトルバスチケットは当日観光案内所で購入可能です!シャトルバスの時刻表はこちら↓2025年は変更の可能性もあるので、https://www.fujisanparking.jpで確認してみてください!

吉田ルートの特徴3点!実際は?

①登山道が比較的緩やか
②歩行距離が長い分疲れにくい
③山小屋・救護所・売店・トイレが多い

よく言われる特徴は上記の通り。③は実際登ってみてその通りだなと思いましたが、①と②は本当?って感じでした(笑) 他のルートを登ってないのでわからないですが、初めての私には吉田ルートも十分すぎるほど大変で、めちゃくちゃ疲れました(笑)だから富士山に登ること自体「大変」ということを前提に自分の体力と相談してルートを決めてくださいね!

吉田ルートの実際の様子と所要時間

所要時間は初心者なのでかなりゆっくり目です!登山経験や体力のある方はもう少し早いペースで登れると思いますので、参考までにご覧ください!

富士スバルライン5合目:14:00出発

富士スバルライン5合目がスタート地点!お土産屋さんが沢山あり、トイレもあります。登山料と協力金を支払って登山開始!因みに私たちは朝東京を出発してお昼ご飯を食べてから登り始めたので、この時点で14:00とかなり遅いスタートでした。他の方は12:00ごろから登っている様子!天気は生憎の雨。記念のストラップ↓と通行料支払証明になるベルトをもらってスタートです!

5合目〜6合目(標高2,305m〜2,390m)

最初はなだらかな砂利道。時に大きな石がある道もありますが比較的歩きやすいです。

6合目〜7合目(標高2,390m〜2,700m)

ここから登山道が急になり岩山を登るようになります。無知だった私はずっと砂利道だと思っていたのでびっくりしました(笑)まだまだ植物があります!

山小屋宿泊(標高 2,790m):16:10到着

予約していた「鎌岩館」に到着!登山を開始して2時間。雨で全身靴の中までびしょびしょになりました。山小屋を見つけた時の安心感は格別です!!今回は7合目に宿を取りましたが、8合目に宿泊する場合は暗くなってしまうので、もっと早めに登山を開始した方が良さそうです。

鎌岩館
・1泊夕食付き1室ドミトリー ¥11,500税込(2024年利用時の料金)
2021年にリニューアルオープンした山小屋
・山梨県側登山道、標高2790mに位置
・内装は木で統一され清潔感もあり綺麗!
・個室とドミトリー両方あり


⚠️山小屋予約についてはこちらの記事でもご紹介しています
⚠️2025年は5月7日(水)午前10時から予約開始予定のようです!鎌岩館の予約はこちら

ドミトリーの様子↓大体畳1畳くらいのスペースにンセント、mont-bellの寝袋、枕、ハンガーがありました!隣とは抗菌カーテンで仕切ることができ、個室もあります!

夕食の様子↓牛丼美味しかったです!

山小屋価格↓登山前にカップヌードルをコンビニで買っていたのでお湯だけもらいました!

7合目〜8合目(標高 2,790m〜3,100m):0:30出発

正直全然寝れませんでしたが、4時間ほど体を休め、0:30に山小屋を出発。7合目〜8合目までは大体100分〜120分ほどでここが一番キツかったですジグザグに登っていくんですが、全て岩山で一つ一つの岩が膝くらいの高さがあります。真っ暗でライトがないと何も見えません。私たちが購入した安いヘッドライトは早々にライトが消え、後続の人のライトと月明かりを頼りにひたすら濡れた岩場を登ることに…(笑) ※画像が荒くてすみません↓

8合目〜本8合目(標高 3,100m〜3,400m)

急斜面を登りやっと8合目を登りきったと思ったらやってきた本8合目。そんなものがあると知らないで登っていた私たちは絶望でした(笑)。ここもひたすら岩山。途中にある山小屋を目指してジグザグに何度も折り返しながら登っていきます。ただ道中で見た星空は今まで見た中で一番綺麗でした!

本8合目〜8.5合目(標高 3,400m〜3,450m):5:05到着

休憩も挟みながら山小屋から登り続けること約4時間30分。ここでうっすら夜が明け始めました。8.5合目には「御来光館」があり、立ち止まって少し休憩ができます。この時点で頂上での日の出は諦めました(笑)

8.5合目〜頂上(標高 3,450m〜3,776m)

ここからは岩山が少なくなり、土の道をひたすらジグザグ登っていくようになります。上り始めて少し経った頃、ここでご来光を見ました!下には雲海が広がり、あたりがどんどん太陽で照らされていくのは綺麗で圧巻でした!

ここから頂上を目指すわけですが、ここからが地獄。死にます(笑)。例えるなら50m走を何本も走っているような感覚で、空気が薄く軽い高山病で少し歩くだけで動悸が激しくなりました。途中気持ち悪さもあり、少し歩いたら立ち止まらないと死にそうになりました。もう1人の友達も同じで、でも引き返すことのできない精神的なプレッシャーもあり、一番厳しい道のりだと感じました。

頂上(標高3,776m):7:05到着

時間はかかりましたが頂上に到着!頂上には富士山頂上浅間大社奥宮があり、お守りや絵馬、御朱印などを購入することができます!私もお参りをして御朱印と交通安全のお守りを購入しました。その後は山小屋で休憩。おしるこ(1杯800円)は今まで食べた中で一番美味しいおしるこでした!頂上にはトイレもあり、荷物を置いて休める椅子も沢山あります。

【お鉢巡りと「剣ヶ峰」】
富士山の火口を一周するお鉢巡りは所要時間約2時間。その道中に最高峰地点である「剣ヶ峰」があるので、時間に余裕がある方はぜひ行って見てください!

頂上〜7合目公衆トイレ:8:30下山開始/11:30到着

下りは山小屋の「江戸屋」まで須走ルートと同じルート。ひたすら急な砂利道をジグザグ下っていきます。あまり標識がなく同じ景色が続くので、ここが何合目かよくわからなかったです。登りでも通過する「富士山ホテル」「江戸屋」を超えたら下山道に山小屋はなく、トイレは非常に少ないです!特に7合目の公衆トイレは汚かったですが、そんなことはいってられません(笑)ここまで下れば次のトイレは30分先にあるので、混んでいる場合は6合目を利用するのもお勧めです!

7合目公衆トイレ〜6合目:12:00到着

所要時間は約30分。砂利道が続きますが、下の景色が見えるようになります。

6合目〜5合目スバルライン:13:00到着

6合目からは約1時間でゴール!!!最後の道は比較的平坦な土の道で、最後に少しだけ上り道がある程度です。ゴールした時は達成感と安心感でいっぱいでした!

登山道のトイレ事情

・施設維持のためチップ制
・1回¥200〜¥300を入り口にあるポストに入れる
・基本男女別、女性は洋式トイレ
・基本的にトイレットペーパーも設置
・使用後は「ウォーターガン」で洗浄する

チップ制なので、登山前に小銭を準備しておくと便利!また基本的にトイレットペーパーはありましたが、たまに無かったり濡れていることもあるので、流せるティッシュを持っていくこともお勧めです。その他お勧めの持ち物についてはこちらの記事で紹介していますので、ご参考ください!

富士登山の注意点3つ

⚠️高山病に注意

9合目あたりに来ると空気も薄く高山病にかかりやすくなります。私も実際頭痛、吐き気があり最後はかなり苦しかったです。安全に登山をするためにも、①こまめに水分をとる、②山小屋でしっかり休む、③急がずゆっくり登る、④細く長い呼吸を意識するの4点に注意して登ると良いそうです!私は買いませんでしたが、山小屋で売っている酸素ボンベを利用している人も見かけました!

⚠️ライト必須

とにかくヘッドライトは必須です!そして絶対にケチっちゃダメです(笑)夜の登山道は暗く、岩場は濡れていると滑りそうで、足元が見えないのは恐怖でした。なので必ず広範囲を照らせるパワーのあるライトを用意してください!

⚠️食糧摂取

富士登山で糖分の重要性を身に染みて感じました!特にポケットに入れておいて、さっと食べれるよう小包装になっているラムネとかチョコがお勧めです!やっぱり食べると集中力が出て、気持ちの切替にもなります。必ず持っていってくださいね!

最後に

想像よりも岩場が多くびっくりしたので、これから登る方に少しでもリアルな富士登山の様子をイメージしていただければと思い、今回登山の様子をご紹介しました!やっぱり日本最高峰であるだけにキツい富士登山。特に8合目からの岩山と、9合目からの酸素が薄い環境はかなり辛かったです…。でも下山した時は他には変えがたい達成感があり、ほうとうを食べて温泉に入った時は幸せでした(笑)因みにほうとうは大好きな「歩成(河口湖店)」温泉は「ふじやま温泉(富士急の横)」に入って帰りました!!可能な限り翌日は仕事を休みにして、みなさん万全な準備の上で富士登山を楽しんでくださいね!

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