【2024年最新】初めての富士登山何準備すれば良いの?富士山へのアクセスから吉田ルート・山小屋予約・持ち物まで徹底解説!

富士登山

みなさんこんにちは、はーさんです!

2024年9月3日(火)〜4日(水)の1泊2日で、人生で1度は経験をしたいと思っていた「富士山登山」をしてきました!今回は女友達3人で挑戦!もちろん全員初心者で、初日は生憎の大雨(笑) 大変でしたが人生の目標の一つだった富士山登山を達成できたことは大きな自信になりました!

2024年は既に閉山してしまいましたが、来年富士登山を考えている方も多いと思います!そこで今回は初めて富士登山に挑戦する方に向けて

・富士山に登れる時期はいつ?
・山小屋の予約開始時期は?
・ルートや所要時間が知りたい
・吉田ルートって?
・富士登山の持ち物は?
・当日までの流れを知りたい

という疑問に対して、実際に富士登山を決定してから本番当日までの過程をご紹介します!しっかり事前準備をして富士山登頂を目指してくださいね!!!
※登山の様子は別の記事でアップ予定です。

〜3月中:登山日を決める(山開き・閉山)

富士登山は登山道が開通している期間が登山シーズン。登山ができるのは1年のうち約2ヶ月間とかなり限られています!正式な山開きの時期は毎年6月頃「富士登山オフィシャルサイト」で発表されていますので、必ずチェックしてください!因みに2024年の山開き・閉山はこちら↓

●吉田ルート:2024年7月1日(月)〜9月10日(火)
●他3ルート:2024年7月10日(水)〜9月10日(火)

私たちは仕事のスケジュールや山小屋の予約を考慮した結果、閉山間近の9月3日(火)〜4日(水)の1泊2日に登山日を決定しました!

〜3月中:登山ルートを決める

山小屋予約があるので3月中までには登山ルートを決めるのがオススメです!富士山の登山ルートは4つあり、私たちは初心者なので1番人気で王道である「吉田ルート」を選びました。

吉田ルート:山梨県側(登山客の半数以上がこのコースを選択・山小屋も多い!)
②須走ルート:静岡県側
③御殿場ルート:静岡県側
④富士宮ルート:静岡県側

吉田ルートの登山道、所要時間の目安はこれです↓

「富士スバルライン5合目」から出発!登山道(右側)と下山道(左側)が分かれており、山小屋も多いルートです!ただニュースにもなりましたが2024年から吉田ルートは登山規制が始まりました。弾丸登山も禁止され、通行料を支払う必要がありますので、しっかり確認した上でルートを決めてください!

吉田ルートの登山規制
吉田ルートでは令和6年から登山規制が始まりました!規制内容は…
⚠️16:00〜3:00の登山禁止(登山道入口ゲート閉鎖/弾丸登山禁止)
⚠️登山者は1日4000人まで(山小屋予約済みなら規制中も通行可能)
⚠️通行料¥2,000/人+協力金¥1,000/人を支払う(協力金は任意)

4月〜5月:山小屋予約

ルートを決めたらいよいよ山小屋を予約しましょう!これが結構大変で、私たちの後悔ポイントの1つです…。山小屋によっても異なりますが、だいたい4月〜5月に山小屋の予約がスタートします!ただ今回予約をしようと動いたのが6月で、この時点では既に8合目の山小屋は全滅。7合目も残り数室で、選択肢の余地はありませんでした(笑)

吉田ルートの場合山小屋は全部で16施設ありますが、登山規制も始まり弾丸登山が禁止され、外国人登山者も増えたことで山小屋予約の競争率はかなり高めです!だからこそ、4月ごろには予約をしてより良い立地、部屋タイプの山小屋を確保することをお勧めします!因みに登ってみた感想として、やはり初日に8合目まで登る方が体力的にも良く、次の日の出発時間も余裕を持てるので良いと思いました。今回予約した山小屋は7合目にある「鎌岩館」で、結果的にとっても綺麗でご飯も美味しい山小屋でした!スタッフの方の対応も良かったのでお勧めです!鎌岩館の予約はこちら

5〜6月:富士山へのアクセスを考える

富士山への交通手段として考えられるのは車・バス・電車の3つ!新宿からのバスも楽で悩みましたが、結果的に初心者なので計画的にいくはずもなく、時間の融通がきく車(レンタカー)にして正解でした!ただ登山シーズンはマイカー規制があるので要注意です⚠️

マイカー規制
マイカーによる混雑の緩和と排気ガスによる環境への負荷軽減のためマイカー規制あり!
⚠️富士スバルライン5合目まで乗用車の通行不可(バス、電気自動車、タクシーはOK)
⚠️「富士山パーキング」に駐車が必要(¥1,000/1台1回)
⚠️「富士山パーキング」→「富士スバルライン5合目」はシャトルバスで移動(¥2,500/往復)

富士山パーキングで当日のシャトルバスのチケットの購入が可能トイレもあり結構便利でした!タクシー乗り場もあり、片道¥5,000と言っていたので大人数で登山する人にはタクシーの方がお得かもしれません。2024年のシャトルバスの時刻表はこちら↓

2025年は変更の可能性もあるので、https://www.fujisanparking.jpで確認してみてください!

6月〜7月:持ち物を準備

ルート、山小屋、移動手段が決まったらいよいよ持ち物を準備しましょう!今回実際に登ってみて感じたのはいかに軽く、必要なものだけを持っていけるかです(笑) 複数人で行くのであれば、積極的に持ち物分担をして極力荷物を減らすことをお勧めします!また
★山の天候は変わりやすいため、雨対策・防寒対策もしっかり行いましょう。
全てを良いもので揃える必要はありません!登山用品はブランドで揃え始めると高額になります(笑)なのでバックパック、レインウェア、靴は機能性を重視し、それ以外は手頃に揃えられる範囲で準備しましょう!

今回の持ち物、後悔したポイントをまとめました↓

リュック(大体30L前後)+雨カバー

お勧めは「THE NORTH FACE」のエキストラショット30L!撥水、耐久性もあり、登山時に大切な「チェストベルト」と「ウエストベルト」もついていて安心。何より登山をしない時も普段使いできるのが良いですよね!

合わせて必ず用意したいのがレインカバー。天候の変わりやすい富士山ではバックパックを守る大切な存在です!バックパックのサイズに合わせて、しっかり撥水性と耐久性のあるレインカバーを選びましょう!

レインウェア上下(雨対策・防寒対策)

レインウェアも色々と売っていますが、中々登山以外では使う頻度が少ないもの。なので私は機能性はありながらも比較的手頃に買える「ONYONE」にしました!動きやすいし破水性もあり着やすかったです!

登山靴(スニーカーの人もいましたが、靴底が剥がれてテープを巻いて固定してる人もいたのでちゃんと登山靴がお勧め)

レッグカバー(小石や泥の混入対策・ワークマンに¥670で売ってました笑)

トレッキングポール(長さ調節できるものあると便利)

富士登山には必須のトレッキングポール。登る時も、降る時もあるとすごく楽です!選ぶ時のポイントは軽さと使いやすさ。登山中はずっと持ち歩くためとにかく軽いことと、使わない場面もあるため、コンパクトに収納できる物がお勧め!持っている人を多く見かけたトレッキングポールを載せておきます↓

帽子(日除け対策・夜はヘッドライトを付けるためニット帽がお勧め)

日本で一番標高の高い富士山は一番太陽が近い場所とも言えます!その為日除け対策として帽子は持っていきましょう。中でも撥水加工があり、首紐がついているタイプを勧めします!

逆に夜間はライトを着けるのでツバがあると邪魔になります。直接ライトを頭につけると痛くなるので、こうしたニット帽があると便利です!

手袋(岩を掴んだりするため必須)

登山用靴下(通常の靴下より厚く足が痛くならない)

インナー上
登山(山小屋まで):半袖+長袖+レインウェア
登山(山小屋〜頂上〜7合目):長袖+トレーナー+レインウェア
下山(7合目あたりから):長袖+ウィンドブレーカー

インナー下
終始:ウルトラストレッチジョガーパンツ(ユニクロ)+レインウェア

タオル(汗拭き・雨対策・防寒対策)

洗面用具など
・汗拭きシート(お風呂入れないため)
・常備薬(高山病になる可能性もあるため鎮痛剤など)
・ビニール袋ゴミは全て持って帰る必要あり
・小銭(トイレは大体¥200〜¥300
・コンタクト系(予備と1回きりの保存液)
・モバイルバッテリー(意外に写真撮ってるとバッテリーの減り早い笑)
・マスク(砂埃対策)
・歯磨きセット(ペットボトルの水を使って山小屋の外の流しでできました)

食糧(ポケットに入れておける小袋タイプのお菓子が良かった!)
⚠️カップヌードルは山小屋で¥600。食べるなら持っていきお湯もらうのがオススメ(有料)

ヘッドライト(夜間歩くのにこれとっても大事!ケチっちゃだめ!)

サンダル(車で行くなら置いておく・下山後足を解放できて楽!)

新聞紙1〜2枚(雨で濡れた靴や洋服の水分を吸収してくれる)

持ち物で後悔したポイント3つ

①新聞紙を持って行けば良かった
初日が大雨で山小屋に着いた時には全身ずぶ濡れ。洋服はレインウェアを着ていたから大丈夫でしたが、靴がびしょびしょでした。濡れた靴は重く寒さも取られます。そんな時新聞紙があれば靴につめて吸水できるのに〜と後悔しました(笑)

②洋服をジップロックに入れて行けば良かった
今回洋服は布製の圧縮袋に入れていったところ、ザックカバーを付けていたにも関わらず、リュックの底から水が入り込み洋服がかなり濡れてしまいました。当然数時間の山小屋では乾かず、濡れた洋服は重いし、着ようと思っていた洋服は着れないのでショック…。ジップロックに入れていた友達は大丈夫で、ジップロックの優秀さを実感しました。

③ヘッドライトはケチらず良いものを買う!笑
また使う機会なんてそうそうないだろうと思い、私たち3人は楽天で¥1,000弱くらいの安いライトを買ったんです。それが蓄電式だったのもあると思うんですが、0:00すぎに出発して2:00くらいには蛍の光くらいしか点かなくなってしまいました…(笑) もう真っ暗の中岩山を登るのは本当に怖くて、後ろからきた登山客のライトを頼りにしたり、とっても苦労しましたので、絶対に高くとも長時間広範囲を照らせるライトを購入することをお勧めします!!!

6月〜7月:体力づくり

私たちは去年、千畳敷カールや谷川岳に登っていたので、正直いけるだろうと甘くみていました。ですが富士山は別格!!本当にキツかったです(笑) 何がキツいって、やっぱり酸素の薄さ、高低差、登山時間の長さが圧倒的で、もっとランニングしたり体力づくりをしっかりすれば良かったなと後悔しました。因みに富士登山のコツは息を長く吸って長く吐くことらしいです!登山中に仲良くなったおばちゃんが言ってました(笑)

7月:登山開始の時間を決める

何時から登り始めるかを山小屋到着の時間に合わせて決めましょう!今回私たちの山小屋は7合目で16:30ごろには到着したいと考え、逆算して14:00前から登り始めました。所要時間は「吉田ルートのコースマップ」を見てもらえればと思いますが、大体「富士スバルライン5合目」〜「6合目」が2時間弱。「6合目」〜「7合目はが1時間が目安みたいです。同じ7合目でも山小屋の位置によって異なりますし、8合目の場合は多分12:00くらいから登山を開始している人が多いと思います。山小屋の夕食時間や消灯時間も早いので、何時までに到着しなければいけないかをチェックして、休憩時間に余裕を持って登る時間を決めましょう!

7月〜9月:富士登山へ出発!

ここまで準備したらあとは出発です!豪雨でも富士山は登れますので、安全には注意して富士山に挑戦してください!

最後に

今回は富士山に登ると決めてから当日までの準備過程をご紹介しました!富士山に登る多くの人が初めてだと思いますので、絶対に下調べは忘れずに挑戦してください!特に山小屋の予約は早めに・荷物はできる限り軽く」が大事です!笑 今年から始まった登山規制など来年変更になる可能性もありますので、しっかり調べて挑みましょう!因みに私は次の日普通に仕事を入れましたが、体がバッキバキで朝起きる時から大変でした(笑)なのでもしお仕事をお休みできるなら、富士登山の翌日は有給を取るのがお勧めです!!!みなさんが登る時はお天気であることを願います☀️

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